先日まで開催されていた世界卓球のニュースで、「スポーツセクハラ」が話題になっていました。
どのような内容だったのか詳細までは報道されませんでしたが、「絶対にやってはいけないこと」が行われたのだということは分かります。

このニュースをきっかけに、スポーツ界におけるセクハラの現状について調べてみたところ、以下のような深刻な状況があることが分かりました。
近年、スポーツ界におけるセクシャルハラスメント(セクハラ)は、単なる「個人の資質の問題」ではなく、スポーツ特有の組織構造や文化に根ざした深刻な社会問題として認識されています。現在の主な課題は、大きく以下の3つのポイントに集約されます。
- 指導者と選手の「非対称な権力関係」
最も多く報告されているのが、指導者(監督・コーチ)から選手への加害です。
絶対的な支配: 選手選考や進路決定の権限を指導者が握っているため、選手は拒絶や告発をすれば「競技人生が終わる」という恐怖から、沈黙を強いられやすい構造があります。
密室化とグルーミング: 遠征や合宿、マッサージといった名目での身体接触など、周囲の目が届かない状況が作られやすい傾向にあります。また、加害者が時間をかけて心理的に手なずける「グルーミング」の手法が取られることも少なくありません。
組織の隠蔽(いんぺい)体質: 競技実績を優先するあまり、組織が問題を把握しても、加害者である有力な指導者を守ろうとする隠蔽体質が依然として指摘されています。
- 視覚的なハラスメント(盗撮・SNS)
近年、急速に顕在化しているのが、競技中や会場での「性的目的の撮影」です。
アスリートへの性的羞恥: 特定の身体部位を強調した撮影や、赤外線カメラによる透かし撮影、それらをSNSやアダルトサイトへ投稿する行為が深刻化しています。
対策の強化: 日本オリンピック委員会(JOC)やスポーツ庁がガイドラインを作成し、ユニフォームの改良(露出を抑える、透けにくい素材の採用)や、会場での撮影規制、通報窓口の設置などの対策が進められています。
- 多様な性的指向・性自認への配慮(LGBTQ+)
性別に関わらず、既存の「男らしさ・女らしさ」を強要する文化も、ハラスメントの一種として捉えられるようになっています。

ジェンダーバイアス: 「女のくせに」「男ならもっと根性を出せ」といった発言や、性的マイノリティに対する無理解・嘲笑が、選手の精神的な抑圧につながっています。

【現状の課題と取り組み】
相談の難しさ: 近年の調査でも、ハラスメントを受けても「どこに相談すればいいか分からない」「相談しても無駄だと思った」という回答が一定数存在します。

通報窓口の外部化: 組織内でのもみ消しを防ぐため、第三者委員会や弁護士による外部相談窓口を設置する競技団体が増えています。
意識改革: ハラスメントは悪意ある特別な一部の人の問題だけではなく、指導の現場では、「良かれと思って」行った言動が、受け手にとっては苦痛となることもあります。つまり、誰もが気づかないうちに加害者になってしまう可能性があります。 そのため、指導者ライセンスの更新にハラスメント講習を義務付けるなど、現場の「常識」をアップデートする試みが継続的に行われています。

こうしたスポーツ界の現状を見てみると、社会全体の意識啓発や教育、組織のルールや罰則の強化、相談窓口のサポート体制の充実が不可欠だと感じます。
最近では一般企業でも「セクハラは一発アウト」というケースが多いようです。私の知り合いの職場でも、セクハラと判断された方が即座に他部署へ異動(転勤)になってしまったそうです。
皆様も男女関係なく、そのような事態を招かないよう、日頃から言動には気をつけていきましょう。

さて、今週のテニスです。
天候には恵まれましたが、日曜日は練習なしでした。
土曜日は全体練習を8時で終了し、その後1時間はゲームの時間としました。
というのも、本日を最後にニュージーランド(NZL)に戻られる方がいたためです。テニス終了後1時間ほど残れるメンバーでその方を囲み、楽しくお話しをしながら、MTCでの最終日の練習を締めくくりました。
また次回お会いできるのを、参加者一同、楽しみにしています!。

(投稿者:「T」)
