硬式テニスのダブルスで勝てる人と勝てない人には、技術的な要素はもちろん、戦術、メンタル、コミュニケーションなど、様々な面で違いが見られます。以下に主な違いを挙げます。
【技術・スキル】
■ サーブ&リターン:
・ 勝てる人: 安定したサーブを持ち、コースや回転を使い分けられる。リターンも正確で、深いボールやアングルショットで相手を崩せる。
・ 勝てない人: サーブが不安定でフォルトが多い。リターンも相手のボールに押されやすく、チャンスを作れない。
■ ストローク:
・ 勝てる人: フォアハンド、バックハンドともに安定しており、コース、深さ、球種をコントロールできる。ボレー、スマッシュもミスが少なく、決定力がある。
・ 勝てない人: ストロークにムラがあり、ミスが多い。ボレー、スマッシュも苦手で、チャンスを逃しやすい。
■ ネットプレー:
・ 勝てる人: 積極的にネットを取り、ポーチやボレーでポイントを奪える。相手のロブにも対応できる。
・ 勝てない人: ネットに出るのをためらったり、ネットに出ても動きが悪く、簡単に抜かれたり、ミスが多い。
■ フットワーク:
・ 勝てる人: 素早く正確なフットワークで、常に良い体勢でボールを打てる。
・ 勝てない人: フットワークが遅く、ボールに追いつけなかったり、体勢が崩れたまま打つことが多い。

【戦術・戦略】
■ ペアリングの理解:
・ 勝てる人: パートナーの得意なプレー、苦手なプレーを理解し、お互いをカバーし合えるポジショニングや戦術を選択できる。
・ 勝てない人: 個々のプレーに終始し、パートナーとの連携が少ない。
■ ポジショニング:
・ 勝てる人: 状況に応じて適切なポジションを取り、相手にプレッシャーをかけたり、守備範囲を広げたりできる。Iフォーメーションなど、状況に応じた陣形も使いこなせる。
・ 勝てない人: ポジションが悪く、相手に簡単にスペースを突かれたり、パートナーと重なったりする。
■ ゲームプラン:
・ 勝てる人: 相手の弱点を見抜き、それを突く戦略を立て、試合中に柔軟に修正できる。
・ 勝てない人: 相手の分析が不足しており、一辺倒なプレーで終わってしまうことが多い。
■ ポイントの組み立て:
・ 勝てる人: サーブ&ボレー、リターンからの展開など、いくつかのパターンを持ち、状況に応じて使い分けられる。
・ 勝てない人: 単調な攻め方しかできず、相手に読まれやすい。

【メンタル】
■ 集中力:
・ 勝てる人: 試合を通して高い集中力を維持し、ミスを減らし、チャンスを逃さない。
・ 勝てない人: 集中力が途切れやすく、ミスが続いたり、重要な場面でプレッシャーに負けたりする。
■ 精神的な安定:
・ 勝てる人: 劣勢な状況でも諦めずに戦い抜き、冷静さを保てる。
・ 勝てない人: 一度崩れると立て直すことが難しく、感情的になりやすい。
■ 積極性:
・ 勝てる人: チャンスがあれば積極的に攻め、ミスを恐れずにプレーできる。
・ 勝てない人: 消極的なプレーが多く、チャンスを活かせない。
【コミュニケーション】
■ 試合中の会話:
・ 勝てる人: パートナーと常にコミュニケーションを取り、相手の状況や次のプレーの確認、励まし合いなどを行っている。
・ 勝てない人: 試合中の会話が少なく、お互いの考えが分からず、連携ミスにつながることがある。
■ 反省と改善:
・ 勝てる人: 試合後にお互いのプレーを振り返り、改善点を見つけて次に活かそうとする。
・ 勝てない人: 負けた原因を相手や運のせいにしたり、反省を次に活かそうとしなかったりする。

これらの要素が複合的に絡み合って、ダブルスの勝敗を左右します。勝てる人は、これらの要素をバランス良く高め、試合で最大限に発揮していると言えるでしょう。

今週のテニスです。
土曜日数ヶ月ぶりにニューボールに入れ替えました。ボールの跳ね方が全然違い、最初は戸惑った感じです(haha)。参加者各位もニューボールを打つのを楽しんでる様でした。
日曜日はハードコートでの練習でしたが、試合参加の方が多く練習に参加したメンバーは投稿者を含め5人でした。1面でいつもの様に基礎練習をしたのですが、「たまには少ないメンバーでのんびりテニスするのも良さげだな」とか考えながらボールを打ってました。
日曜日メンバーが少なかったので写真は撮れませんでしたので、土曜日のテニス風景をアップします。
(投稿者:「T」)