これまで度々物議を呼んできたテニスのアンダーサーブ。
実は今月8日のカタールオープンで、アレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)がまたまたやってくれました。
ランクマール・ラマナサン(インド)戦のマッチポイントのサーブで、まさかのアンダーサーブを炸裂させ、勝利したのです。
ラマナサンは不満だったようで、試合後に何やらブブリクに文句を言っている感じでした。
その動画がこちら。
Underarm FTW 🤪
— Tennis TV (@TennisTV) March 8, 2021
Alex Bublik pulls out the underarm serve on match point… pic.twitter.com/QcvmHcPVsA
これを見た世界のテニスファンは、「紛れもない戦術だ」と賛成する声から、「相手に敬意を欠いたプレーだ」という否定的な声まで賛否両論を呼んでいます。
ブブリクは、過去にも何度か試合でアンダーサーブを披露していて、「またやっちゃったか」という声も。
大事な大会でのアンダーサーブについては過去にも、悪童の異名を持つニック・キリオスをはじめ、メドベージェフ、チチパス、そして錦織圭(キリオス戦で披露)選手までやっていました。
中でも、マルチナ・ヒンギスが1999年のフレンチオープンでシュテフィ・グラフに仕掛けたアンダーサーブが失敗して、痛烈に批判されて騒ぎになった試合が有名です。
何かと話題になるアンダーサーブですが、ジョコビッチ、ナダル、フェデラーなど世界で活躍する選手が様々なコメントを出しています。
選手たちのコメント
「戦略的なら100%支持する。ポイントが取れれば良い戦略だし、取れなければ悪い戦略。」(20年のブブリクの試合後のコメント)
「周囲と自身への敬意を欠く」(ニックキリオスとの対戦時)
By ラファエル・ナダル
「ナダルに100%賛同する」
By ノバク・ジョコビッチ
「挑戦自体に問題はないが、もし失敗すれば滑稽に見える」
By ロジャー・フェデラー
ナダルは、自分がキリオスにやられた試合では否定的なコメントを出していましたが、ブブリクが他の選手にやった時は肯定的でした。他でやるのは自由でも、やっぱり自分がやられるのは不快なんでしょうかね。
確かに、急にアンダーサーブをやられると、あっけにとられるというか、対応できない感じでポイントを取られることもありますし、戦略といえば戦略かなとも思います。
「ルールブックに、アンダーサーブが違反とは書いていない」というコメントも分かりますし、トリッキーなプレーを見るのが好きという人もいると思いますが、アンダーサーブでポイントを取られる、ましてやマッチポイントで試合に負けるとなると、不満のひとつも言いたくなるのかもしれませんね😅