以前にも同じようなことを書いた気がしますが、再度書いてみます。
テニスにおけるステップ(フットワーク)は、ボールに素早く追いつき、正確な打点で打つために非常に重要です。以下に代表的なステップの種類と、その練習法について書きます。

■主なステップの種類

★ スプリットステップ (Split Step)
→ 概要: 相手がボールを打つ瞬間に、軽くジャンプして着地するステップです。
→ 目的: 着地時に重心を低く保ち、次の動きへの準備をします。これにより、左右どちらの方向にでも素早く動き出すことができます。テニスにおいて最も基本的かつ重要なステップです。
→ 練習法: 相手が打つタイミングを観察し、その瞬間に合わせてスプリットステップを踏む練習を繰り返します。


★ サイドステップ (Side Step)
→ 概要: 反復横跳びのように、横方向に移動するステップです。
→ 目的: 短い距離の移動や、ボールとの距離を微調整する際に使用します。
→ 練習法: ラダー(アジリティラダー)やマーカーコーンを使い、横方向の素早い動きを反復練習します。
★ クロスステップ (Cross Step)
→ 概要: 足を体の中心線で交差させながら移動するステップです。
→ 目的: サイドステップだけでは間に合わない、より広い範囲の移動に使います。サイドステップよりも一歩あたりの移動距離が長くなります。
→ 練習法: コートの端から端まで、クロスステップで移動する練習を繰り返します。

★ バックステップ (Back Step)
→ 概要: 前を向いたまま、後ろ向きに下がるステップです。
→ 目的: 相手にロブを打たれた際など、コートの後方に下がって対応する時に使用します。
★ ランニングステップ (Running Step)
→ 概要: 左右に大きく走る際に使う、通常のランニングと同じステップです。
→ 目的: コートの広い範囲をカバーする際に使います。
★ スライドステップ (Slide Step)
→ 概要: 素早くダッシュした後に、足を滑らせて勢いを殺しながら止まるステップです。
→ 目的: ハードコートよりもオムニコートやクレーコートで有効な動きで、打つ瞬間にしっかりと止まるために使います。

■フットワーク向上のための練習法

★ スペインドリル
→ 概要: 前後左右にランダムに球出しをしてもらい、ボールを打つごとに足を動かしながら打点に入る練習です。
→ 目的: ラリー中に自然と足を動かす習慣を身につけます。
★ ラダー(アジリティラダー)トレーニング
→ 概要: 地面に置かれたハシゴ状の器具を使い、様々なステップで素早く足を動かす練習です。
→ 目的: 細かく素早い足の動き(アジリティ)を養います。
★ ダッシュ・階段ダッシュ
→ 概要: 短距離のダッシュや階段を駆け上がるトレーニングです。
→ 目的: 瞬発力と持久力を高め、コート内での素早い動きの基礎を作ります。
★ 素振り練習
→ 概要: ボールを打つ動きだけでなく、毎回レディポジション(準備姿勢)に戻り、スプリットステップを踏んでからスイングする素振りを繰り返します。
→ 目的: スプリットステップを自然な動作として体に覚え込ませます。
これらのステップを理解し、練習を繰り返すことで、テニスでのパフォーマンスは格段に向上するのではないでしょうか。

そして今週のテニスです。
先週土日は雨でしたので、活動内容をhpにアップ出来ませんでした。
今週は土曜17名、日曜日22名と全員で練習を行いました。
土曜日は途中帰る人も何人か居たため、全員での練習を1時間で終了し、残り1時間はミニゲームになりました。
日曜日は参加者が多かったため、全員での練習が終わった頃には残り時間15分くらいでしたので、10分ゲームx1回で終了でしたが、皆さん沢山ボールを打てたので良かったのでは無いでしょうか。
そんな土日の練習風景をアップします。

(投稿者:「T」)